目標設定の基本と具体例
定番の方法「SMART」も解説

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

こんにちは。
ソフトブレーンチャイナ事務局です。
※本メールは弊社社員が名刺を頂いた方を対象に配信させて頂いております。

今回は「目標設定の基本と具体例」についての内容を配信させて頂きます。

今年も12月になりました。早いものでもう年末ですね。この時期になり、個人的な事にしてもお仕事にしても来年の目標を立ててたりなされているのではないでしょうか。とは言え、目標は立てる事も難しいですし、達成させる事はもっと難しいですね。とくにお仕事での目標については市場環境の変化や予測出来ない事の発生など読めない部分もあり難しい要素が多いですね。

そこで今回は難しいとは言えやはり大切な「目標設定の基本と具体例」について記載させて頂きます。
=======================

「営業支援ツール」のデモンストレーションによるご案内もこちらから承ります!【CLICK HERE】

【目標設定の基本と具体例】

「目標設定のやり方や方法を知りたい」「目標が思いつかない」などと思ってしまったりしますよね?

弊社にも目標設定のお悩みはよく寄せられますが、実は目標設定の方法は確立されており、具体例やサンプルもございます。

そこでここでは定番の目標設定の方法やコツ、具体例・サンプルを紹介させて頂きます。
参考になるようであれば幸いです。

■目標設定を最速でするための3ステップ
正しい目標を最速で設定するには、以下の3ステップをこなす事が重要です。

1、目標設定とは何かと目標の見つけ方を知る
2、目標が思いつかないなら具体例・サンプルを参考にする
3、見つけた目標をSMARTで具体的にする


上記の3ステップの順番通りに理解・実践していくと、正しい目標設定を最短で出来るようになります。

■ステップ①そもそも目標設定とは?目標の見つけ方とは?
始めに、そもそも目標設定とは無いかを改めて簡単に理解していきましょう。
求められているものが何かをあいまいにしたまま取り組んでも効果が悪く、上司からも評価されない恐れもあります。

また、正しい目標設定が出来る事は自分へのメリットも多数あります。そこで、効率よく求められている
目標を設定しつつ自分へのメリットも得る為に、以下2点を簡単に理解していきましょう。

● 目標設定の意味と目標の見つけ方
● 正しい目標設定で得られる自分へのメリット


【目標設定の意味と目標の見つけ方】
目標設定とは、最終的な目標を達成する為に必要な行動や結果、方針の事です。
したがって職場で「目標設定をして」と言われたら、自社の最終的な目的や自部署の目標達成に貢献する事を考えて提出しなければいけません。イメージ的には以下のような感じです。

1.png

KPIやOKRなどの方法で経営戦略が立てられて公開されていれば、目標設定の参考になります。

目標設定が難しく思える人や総務といった管理部門も例外ではありません。
例えば離職率の低下やシステム導入による全社的な効率UPなど役割と課題はあるはずです。
自身の評価の向上やチームのマネジメントの効率化など幅広い分野で使う事が出来ます。

いずれにせよ客観的な視点で自分を取り巻く環境と果たすべき役割をとらえられれば、スムーズに目標設定出来ます。

尚、なるべき社員像がある場合は、現状からそこに近づく為の方針・行動も考える必要があります。
イメージ的には以下のような感じです。

2.png


出来るように期待されている事と現状を確認し、今回達成する事を目標に設定すれば、「良くわかっている!」と思ってもらえる事でしょう。

正しい目標設定で得られる自分へのメリット】
多くの人にとって職場で求められて提出する事の多い目標設定ですが、本来は自分へのメリットも多くある行為です。メリットは色々ありますが、代表的なものをあげると以下になります。

● モチベーションがわく
● なりたい自分を目指せ種別に目標の具体例を紹介できるようになる
● 決断力が増す
● 失敗や逆境に強くなる
● ストレスを減らせる


上記は脳科学や心理学NLPで証明されている目標設定の効果です。
目標設定の意味とメリットに続き、目標の見つけ方と具体例をご紹介致します。

■ステップ②目標が思いつかないなら具体例・サンプルを参考にする
自社や自部署の目標自体があいまいといった理由から、自分の目標が思いつかないようなら部署別の定番の目標を参考にすると良いでしょう。出来れば上司や先輩の目標を参考にしたい所ですが、業界・業種が変わっても部署の目標はる程度似たものになります。

そこで業種別に目標の具体例を紹介させて頂きます。
※あくまでも一例としてです。

【営業】
● 新規顧客の獲得率を前期比150%にする
● CRM活用講座を受けて既存顧客のリピート率を20%上げる
● インサイドセールスと連携して月間営業件数を30件増やす
● 上長と週1回のロープレを通して成約率を10%上げる


【営業アシスタント】
● 新商品の勉強会に出席して営業担当に取り次がなくても問い合わせ対応できるようにする
● 週1回SFAを精査してフィードバックし成約率向を5%アップさせる
● 週1回業界動向を調査して営業リストへのピックアップを月10社おこなう
● ミス発生時に必ずPDCAの実施して業務ミスを月20%減らす


【マーケティング】
● アンケートからWebの定性的な分析をして購入ページでの離脱率を20%下げる
● 毎月現行と異なるアプローチを5つ考えて報告する
● 各チームの情報共有の徹底とフォローを通して作業時間を10時間減らす


【事務】
● チェックリストの更新・活用で月のミスを2件以下にする
● 備品購入先を見直して消耗費を前期比より10%下げる
● 部のノウハウを共有して生産性を20%UPする
● 部全体で業務効率化のアイデアを月に3件出し合う


【人事】
● 四半期ごとに各部長にヒアリングを行い、人事面でのトラブルを5件以下にする

【総務】
● 利用状況をまとめて不人気の福利厚生を見直し費用を20%下げる
● 全社的な労働環境を精査して残業時間を減らす施策を10件上げる
● マニュアルの総点検と活用徹底を促して業務生産性を15%上げる


【財務】
● 月に1回以上セミナー等に参加し、改善のアイデアを月5件以上報告する
● 今期までに業務フローの総点検を行い生産性を20%上げる


【経営企画】
● 前期末に分析した競合動向を活かして経営会議の開催を2週間短縮する
● KGIツリーの確認頻度を上げて、各部の達成率を20%上げさせる
● セミナーに参加して5個以上のプロジェクト発案と通過を達成する


【研究開発】
● 5Sび徹底により作業品質を10%上げる
● 不要なコストを精査して開発コストを5%下げる
● 各イベントに参加し競合を分析、新商品や改善のアイデアを四半期ごとに10個出す


【カスタマーサポート】
● 週1回ロープレをしてもらい、クレーム発生率を10%減らす
● クレームに発展した場合はPDCAを毎回実施して同様のケースの発生を年間5件以下にする
● 対応の録音を月に1回精査して対応品質を20%上げる

3.jpg


■ステップ③見つけた目標をSMARTで具体的にする
目標設定のノウハウ・コツ・フレームワークは多数あり、代表的なものをあげると以下になります。

● SMART
● ベーシック法
● 三点セット法
● MBO
● ランクアップ法
● ベンチマーキング法


他にも方法はありますが、まずは定番かつ取り組みやすい方法であるSMARTから試すのがお勧めです。
では、SMARTの詳細をご説明致します。

まず、SMARTとは以下の項目の頭文字をとったもので、各項目を実践する事で目標設定を具体化できます。

● S:Specific(特定、具体化)
● M:Measureable(測定可能である事)
● A:Achievable(達成可能である事)
● R:Result Oriented(最終目標に関連した目標である事)
● T:Time setting(期限が設定されているか)


では、上記の項目ごとにご案内致します。

【S:Specific(特定、具体化)】
目標を明確に、詳細に落とし込む事。「年間売上げの20%成長」などが企業の全体目標としてあげられます。スローガンとして従業員に共有しやすい目標ではありますが、Specificの観点で見るならば具体性が足りません。

色々と細くする必要がありますが、まずは以下のように5W1Hを使い、具体的な案を出さなければなりません。

● 手段:どんな手段を使って目標を達成するのか
● 期間・期限:どのくらいの期間をかけるのか
● 人的資源:どのような人員が関与すれば達成可能か
● 物的資源:どの程度の活動量にするのか


この目標設定が的外れなものになってしまうと、活動自体の効果が薄くなってしまいます。

【M:Measureable(測定可能である事)】
目標達成の為に行う活動結果が定量的に測定可能である事が、Mの意味合いです。
例えば「目標達成の為にお客様へのコンタクトを月50件実施する」などの努力目標を立てたとします。

しかし、その目標はプロセスとしての目標でしかありません。プロセスが達成できたとしても、売上げの20%成長の為にどれだけ貢献出来たのかが見えてきません。

では、どのような目標であれば、測定可能なのか、定量的に測定したいのが何なのかを念頭に考えなくてはなりません。そしてこのMeasurableは、後のRとも関連してきます。
必然的に目標設定は細かくなっていくのですが、

● 売上げの20UP=実際の金額を達成する為に、お客様へのコンタクトを50件
● そのうち見積もり提示できた提案件数を○○件目標
● そのうち受注できる件数を○件目標で×××万元の売上げ上乗せを実現


というような設定の仕方をするのが良いでしょう。

【A:Achievable(達成可能である事)】
この要素は活動を実際に行う担当者のモチベーション維持について考慮しています。企業によっては以下のような目標が決められていく会社もあると思います。

会社が達成したい目標が最初に決められる
 ↓
部門に目標が割り振られて落ちてくる
 ↓
そのまま現場に目標として落とす


この目標自体が適正であれば良いのですが、経営者の考える目標は時として、目標ではなく願望である事もあります。その為、かなり無茶な目標設定になっている事も往々にしてあります。

そのような失敗をなくす為にあるのがSMARTです。

「担当者がしっかりプロセスをこなせば、実現可能である」「厳しい目標だけど、真剣に取り組めば達成出来るかもしれない」

このように現場が感じてくれる目標設定がとても重要です。

【R:Result Oriented(最終目標に関連した目標である事)】
Rは最終目標に関連した目標である事です。もう少し分かりやすく言い換えると「ゴール達成の為にクリアすべき設定目標である事」です。
そして、その目標設定はM(測定可能である事)でのみ測定可能であり、R(ゴールを達成する為の具体的な目標設定になっている事が重要です。

【 T:Time setting(期限が設定されているか)】
最後のTは、期限を区切って活動の振り返りや進捗管理を行うのを忘れないという事です。

立派な目標を立てても

● いつの間にか進捗確認などが適当になってしまった
● 確認だけしていて、途中経過はあまり良くないけどウヤムヤになっている
● いつの間にか誰も触れなくなった


のような事は経験がありませんでしょうか?時間を区切って、進捗を管理して最後までやりきるべきです。
全員の合意の上で一度走り始めたのであれば、この作業を忘れないようにやりきっていきましょう。

以上5つがSMARTの内容になります。

重要なので再度、要約してみます。SMARTとはアクションとしては5つのアクションで定義されています。
しかし実際に現場とマネージャーがやらなければいけない事は、以下の7つになるかと思います。

● 「最終的なゴール(目的)」を定義する● 「ゴールに近づく為にすべき事」を定義して作業プロセス目標とする● 「すべき事」の詳細を洗い出す
● 頻度や方法を詳細に詰めていく
● 行動する
● 行動の進捗を振り返る
● 問題があれば修正し、目標達成の管理をおこたらない


このようなフローが、様々な目標設定の為の基本的な考え方です。仕事だけでなくプライベートな目標設定にも利用出来るので、是非お試し頂ければと思います。


ご案内の途中ではございますが、メルマガの中だけで色々と記載すると非常に長くなってしまう為「一歩先をいく目標設定」については以下をクリックして頂ければご案内資料につながります。
参考までになってしまうかもしれませんが、ご興味ございましたら是非ご覧下さい!

「一歩先をいく目標設定」はここから資料ダウンロード!!【CLICK HERE】


11.gif


「一歩先をいく目標設定」はここから資料ダウンロード!!【CLICK HERE】


今回は「目標設定」について、参考までではございますが記載させて頂きました。


今回、企業の営業組織を例にあげましたが、SMARTはどのような場面でも活用が可能です。人は達成目標を持って、それに見合うプロセス目標を設定し、努力する事でイキイキと生きれるのかもしれません。
また、「目標設定」の意識を高めて活動する時、人材として大きく成長するのだと思います。

ビジネスでもプライベートにおいても、しっかりとした目標を立てて少しずつでも前進していきたいですね。私もまずは来年の目標をしっかりと立てて、目標達成に向け一日一日を大切に積み重ねていきたいと思います!

今回ご案内させて頂いた「目標設定」についての内容が、何かしらの参考になるようでしたら幸いです。

長くなりましたが、最後までお読みいただきありがとうございました。どうぞ宜しくお願い致します。

「営業支援ツール」のデモンストレーションによるご案内もこちらから承ります!【CLICK HERE】


ソフトブレーンチャイナ
北京西路1701号静安中华大厦1103室
担当:山崎
TEL:186-2106-9110
mail: yamazaki@softbrain.com.cn
http://www.softbrain.com.cn/jp



最近更新:

● 
「目標設定の基本と具体例」~定番の方法「SMART」も解説~

 
「営業管理を成功に導く4つのマネジメントポイント」~Excelでは限界かも。。。営業管理ツールをおすすめする理由~

 
「失注分析とは?」~次の受注につながる負けからの学び~

 
「導入事例:営業改善レポート(最新版)」~営業活動の”見える化”とワークフロー導入で業務効率が劇的に向上~

● 
「成果につながる営業日報」~日報の目的やメリット/デメリットなどについて~

● 
「CRMって何?」 ~メリットデメリットや活用のコツとは~

● 
「案件管理」 ~しっかりとした案件管理をする上で~

● 
「PDCAサイクル」~業務の効率化、できるの?~

● 
「新製品リリース情報」

● 
「コミュニケーション」 ~本当にとれてますか?~

● 
「付加価値について」~時代と共に変化する?~

「御社のKPIは妥当でしょうか?」(下)~データ分析による、営業マン活動KPIの見直し実施事例~

● 
「号外:Whenever BizCHINA 2021年3月号掲載記事」~導入事例も掲載してます~

● 「御社のKPIは妥当でしょうか?」(上) ~データ分析による、営業マン活動KPIの見直し実施事例~

● 
「差について」 ~ウィニングエッジ~

● 
「ご相談内容の変化について」~経済状況が変る事で~


バックナンバー:

● 
過去の配信内容の一覧はこちらをクリックしてください