省都である済南市をはじめ、青島市、泰安市、煙台市など主要都市を有する山東省の人口は、広東省に次ぐ多さで約1億人。GDPは広東省、江蘇省に次いで国内第3位の実力を持ち、日本・韓国からの投資を集める経済のけん引役を担っています。

青島支店が位置する青島市は、人口950万人が住む経済と文化の中心地。海に囲まれ、崂山（ラオシャ）という山もある市内は自然豊かで、春は桜、夏はひまわり、秋は紅葉、冬は雪化粧が堪能できます。ボート、サイクリング、サーフィン、ロッククライミングなどスポーツも盛んです。

この地方の人は思ったことをストレートに口に出す人が多いため、傍からはけんかをしているように見えることも少なくありませんが、数分後には一緒にお茶やご飯を楽しんでいます。「言いたいことは言っても、相手を憎んだりしない」という青島の人々は、変化する山の天候のように喜怒哀楽が激しい一方、海のような深い懐で相手を受け入れる、まさに山と海に囲まれた青島の自然そのもののようです。

青島支店、煙台支店のほか、昨年5月に山東省の省都である済南に営業事務所を設立しました。済南は青島から西へ350㎞の距離にあり、山東省の中心に位置しています。従来は青島、煙台の沿岸拠点で輸出入フォワーディングをメインに営業拡大してきましたが、今後は済南を足掛かりに山東省内陸エリアの開拓に注力していきます。日々緊張感とスピード感をもって頑張りますので、ご支援をよろしくお願いします。

1998年設立、従業員数 112名（2022年8月現在）。青島、煙台をはじめとする山東省全域をエリアとし、海上輸出業務をメインにフォワーディング、倉庫、国内輸送、引越・移転等複合店業務を実施。また、江蘇省連雲港に事務所を構え、日系・非日系の輸出入業務の獲得に努めている。主な取扱貨物は電子製品、タイヤ、建機部品、アパレル。今年6月から青島発大阪向けのダイレクトフェリー(RORO船)が就航し、日本向け海上輸送に新たな輸送モードが加わった。コロナ禍以降、3カ月ごとにオンラインで改善発表会を実施し、スタッフ間の交流を深めている。

青島支店オフィスから徒歩5分に位置する海浜公園。青島を代表するモニュメント「5月の風」を中心に市民の憩いの場となっている。

1930年代に24の領事館、外国貴族の別荘などが立ち並んだエリア。旧別荘地はおしゃれなカフェ通りとなっている。花石楼と呼ばれる館は蒋介石の別荘として使われた。

1903年ドイツ人によりビール製造が開始され、1945年から現在の青島ビールとなった。第二工場に隣接した博物館では、青島ビールの歴史を学びながらしぼりたての生ビールを楽しむことができる。

青島といえば青島ビール！ 毎年夏に開催されるビール祭りは、全国各地から多くのビール好きが集まる大イベント。会場ではダンサーやDJが盛大に場を盛り上げ、キンキンに冷えた濃厚なビールと青島特産の海鮮料理を堪能できる。

濾過前の生ビール（原液酒）。濃厚な味わい

青島のソウルフード。地元の方言では『ガーラー』

ソーセージ、ポテト等のラップ巻き。地元B級グルメの代表格