NXグループ、中国深耕42年 We Find the Way

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——『上観新聞』から転載


2004年以来、松尾純利は3回の上海赴任となった。直近では、今年2月にNXグループ執行役員、NX国際物流(中国)有限公司董事長として、上海に就任。


「中国事業に精通すればするほど、中国に繰り返し派遣されるのがよくあるパターンだ。私を含め、家族を連れて上海に10年、20年住んでいる日本人社員が珍しくありません。」と松尾の部下である広田靖が語った。


松尾自身は、NXグループの中国におけるビジネス成果を数え切れないほど経験したが、10年前に本社を説得し、グループの中国における最大規模の投資プロジェクトを立ち上げしたことを誇りに思っている。中国での深耕に満足感と達成感を感じ、「中国では、発展とイノベーションのスピードが最大の魅力です。」と記者に語った。


プロセス検証の証し


2022 年 1 月,为实现成为 "在全球市场具有强大影响力的物流公司 "这一长期愿景,集团转为控股体制以便迅速做出决策,最大限度地发挥整体价值并变更企业名称之前,NX集团名叫日通集团,是覆盖海陆空运输全模式的日本最大综合物流企业,已在50个国家和地区的313个城市开展业务。

日通は1957年に中国と縁を結んだ。この年、莫高窟の壁画模本を含む中国の展示品300点余りを日本へ輸送し、翌年1月に東京と京都で開催される「中国敦煌芸術展」のために供した。国宝や美術品などの特殊輸送は、日通の得意分野であり、1983年の大阪城建立400周年記念展を皮切りに、昨年3月の日中国交正常化50周年記念展「兵馬俑と古代中国-秦漢文明の遺産-」など、数多くの展覧会のために中国の兵馬俑を日本に輸送してきた。

1981年、中国が改革開放を宣言して4年目に、日通は外資物流企業第一陣として中国に事務所を設立した。「その後の42年、日通の中国での投資モデル、拠点分布の変化は、中国の改革開放プロセスと完全に一致している。」と松尾氏が言う。

NXグループ 輸入博に出展


投資モデルから言えば、前世紀80年代頃に中国で事務所を設置するしかなかった。90年初め、中国は外資系企業と中華系の合弁国際貨物代理店の設立を認め、1992年に日通は中外運と合弁会社を設立した。改革開放の進展に伴い、2003年6月に『大陸と香港のより緊密な経済貿易関係の構築に関する取組』、即ちCEPAが調印され、日通は香港登記公司の名義で中国本土に独資公司を設立した。さらに2005年には、ネガティブリストに触れない事を前提に外商が自由に独資企業を設立する事が可能となり、日通は中国で合弁や独資会社の設立を含む大規模な再編を迅速に行った。

拠点の分布を見ると、初期の日通中国拠点はすべて沿海部に分布し、取引先の輸出入需要にサービスを提供していた。2004年、国務院が特別に認可した全国初の保税物流園区である上海外高橋保税物流園区が誕生し、

日通は自身の第一陣入居に努力するだけでなく、多くの取引先と日系企業と連携した上で進出した。その後、中国の内需が拡大し、外資系企業の国内販売規制が緩和されたことで、日通の拠点は沿海部の中心都市から内陸部の都市へ拡大し、輸送網も中国全土へと充実した。世界に向けて「Made in China」を運ぶだけでなく、沿海部で輸入貨物を受け取り、内陸へ運んでいる。その後、中国は周辺国とのアクセスを積極的に開拓し、日通は口岸都市や国境の都市に拠点を拡大した。「中国は生産大国であり、消費大国でもある、積極的な‘走出去’活動を行うことにより、多重、多方向の物流ニーズを生み出し、我々のような物流企業には新たなビジネスチャンスとなっている。」と松尾氏が語った。



方法を発見


中国には様々なチャンスがあるが、「We find the way」は日通の勝つ道だ。

松尾氏の考えでは、中国の改革開放初期の物流は運輸、倉庫保管の概念が多く、「サプライチェーン」の意識が欠けている。日通は単に輸送を提供するのではなく、 「保管型」や「中継型」の倉庫を使うことで、顧客に「必要な時だけ必要な物を届ける」などのコンセプトを導入し、顧客の予算やリードタイムなどに合わせたプランを日通がカスタマイズできるend to end の「提案型物流」を提供する。お客様の中には、コスト面を配慮して必ずしも最速ではないお客様も居るし、時間とコストを節約できるだけでなく、グリーンで低炭素であることを望んでいるお客様もいます。日通の優位性の1つは、陸海空すべての輸送方式をカバーすることで、多式聯運を実現できること。第2は、世界拠点が多く、「どこでも運べる」ことである。近年、会社は電機・電子産業、自動車産業、アパレル産業、医薬品産業 半導体産業の五大産業に力を入れ、グローバル範囲で高水準のサービスを展開してまりました。

松尾氏は「事態が切迫すればするほど、“We find the way”の強さを証明することができる。」と話す。

自動車顧客への部品供給に「MILK RUN (循環型輸送)」を活用するなど、同業他社に先駆けた革新的な取り組みも日通で生まれている,組立メーカーへの「JUST IN TIME」配送、最終消費者に直接配送できる「販売物流」などを顧客と共同開発した。

2008年、日通は上海を起点とし、中国国内を横断し、ベトナム、ラオス、タイ、マレーシアを経由してシンガポールに至るトラックの陸運ルートを開発した。全行程は7000キロメートル余りで、その中で最も重要なのは、同じトラックが複数の国の通行許可証を取得する事によって、途中の乗り換えと貨物の積み替えを最大限に減少し、物流効率を向上させた。

中欧間の鉄道の大動脈——中欧班列も、日通にとって、物流ルート革新の最も良いプラットフォームの一つになった。2015年から、日通は中鉄総公司と協力し、中欧班列を経由する中央アジアとヨーロッパ方面の定期輸送サービスを開始した。2017年、日通はカザフスタン国鉄と提携し、中国、日本、韓国の港と中央アジア、ヨーロッパ間を結ぶ陸海路の多式聯運サービスの提供を開始した。2018年、日通は「中欧班列日通専用列車」を開通、中欧班列「長安号」の商品価値が最も高い班列の一つとなり、単列の商品価値は1億1000万元を超えた。

ニーズを常に見極め、タイムリーに解決策を見出すことこそが、日通と巨大な中国市場が互いに支え合い、成果を上げている。中国に進出して42年、中国はすでにNXグループにとって最大の海外市場の一つになり、グループは現在中国において34社法人、211拠点、従業員が6,000名程度に達した。長年に亘り中国物流企業50強にランクインする唯一の日系企業であり、CIFA (中国国際貨物協会)100強企業の総合ランキングにおいても、長年に亘り日系トップの成績を収めてきた。

NXグループ 中国-ラオス間の鉄道輸送サービスを開始


また、会社は新たな事業を通して社会課題を解決することで、サステナブルな社会の実現に貢献するために、 IT企業と共に、短期の「デジタル化」、中長期の「DX」の両方を見据えた価値共創を進めるほか、リード・ロジスティクス・プロバイダー(LLP)の立場に立ち、物流サービスの提供にとどまらずSCMの企画・設計・工程管理などの業務にも取り組んでおり、お客様として新たな価値創出パートナーに向けて努力してまいります。



再出発


3回の中国経歴を合わせると、松尾純利が上海に滞在していた期間は10年近くになる。「上海は私の第二の故郷です。私も、最初は小回りも大回りも全く分からない外国人だったが、今では老上海になりました。」

松尾純利の上海生活


「老上海」であるからこそ、この都市への貢献について語ったざるを得ない。2013年、上海市の青浦区に2億5千万元を投資し、自社倉庫を建設するPJについて、本部を説得したことが、松尾氏のキャリアで一番の誇りだった。「これまで、上海の倉庫は賃貸が殆どだった。2013年、青浦で半分空き地になった製造工場を買い取って、自社の物流倉庫に改造すれば、競争力を大幅に高めることができる。」

本社からは「大型投資のタイミングではない」 、「上海の土地価額は異常だ」等反対意見が出たが、松尾氏は長年上海でのこれまでの経験と知見から、上海は必ずや更に市場としての規模と多様性が間違いなく発展すると確信した。その為、何度も本社に対して、上海の現状や今後の開発動向を分析したうえで本社を説得することに成功し、最終的に青浦区で総額2.5億元に至る投資案件を実現するに至った。このプロジェクトはすでに2期の倉庫を建設し、総面積は4万平方メートルに達し、現在はほぼ満床となっている。現在は、自社倉庫を建設することで、賃貸料の上昇と関係なく、倉庫内に導入した16台の自動搬送ロボットや各種の自動化設備と合わせ、コスト競争力と効率化をしっかりと手中に収めた。

松尾純利が本社を説得し、青浦に自社倉庫を建設


今年、「老上海」は再び新たな道を歩み、42年間続いてきたNXグループ中国事業の新たな出発を先導する事になった。松尾純利は、中国が改革開放してから45年になるが、外商投資政策が絶えず深化しており、今年8月、国務院は外商投資企業の優遇政策を強化する「24条」を公布し、その中の一つは「外国企業は法律に基づいて政府購買活動に参加することを保障する」であり、「上海の実施細則と関連措置を早く出すことを非常に期待しています。また、外資企業の危険品、医薬品輸送の資格申請をさらに自由化することを望んでいる。海納百川の上海はさらにオープンな街、居心地の良い街になると私が確信しており、私たちのビジネスも新たな段階に進むに違いない。」と述べた。





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